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ウッドピロス柿渋歯磨液は全国150ユーザー歯科医院の指導のもとで使われています。

歯周疾患発症論,治癒論order

  1. Wood Pyros 歯周疾患発症論,治癒論 for 患者さん  copyright&written by Y.okano
  • 歯科医師用歯周疾患発症論は歯科医師に好評であるが,歯科医師であっても半数の歯科医師しか理解出来ないだろうと言われている。
  • 今回患者さんのためにわかりやすく書いたつもりである。
  • 特殊用語の説明をすると長くなるので省略した。こういうものだという感じで納得して欲しい。
  • 歯周疾患発症のための必要十分条件(by Y.okano)
  • プラークは必要であるが十分条件ではない。
  • 十分条件は病原性発現因子遺伝子を備えたクローンの産生と宿主の感受性による。
  • この言葉を理解出来れば発症論が理解出来る。予防,治癒の仕組みも理解出来る。
  • 『プラークは必要であるが十分条件ではない』について説明しよう。
  • 20才未満の人で歯磨きもせずプラークびっしりの若者が歯槽膿漏に悩んでいると聞いたことが貴方にあるだろうか? 
  • 歯肉が腫れあがったり,歯磨きすると出血したり,じみじみするという不快症状はあるものの,歯槽骨の減少はレントゲン写真で観察されない。これは歯肉炎である。
  • プラークの産生する毒素により歯茎の炎症は起きているけれども歯周炎ではない。
  • では20才未満の若者は何故歯周炎にならないのであろうか?
  • 『十分条件は病原性発現因子遺伝子を備えたクローンの産生と宿主の感受性による』
    の『十分条件:宿主の感受性による』を満足させていないからだ。若者は組織再生能力,組織修復能力に優れているからだ。このため,『病原性発現因子遺伝子を備えたクローンの産生』があったとしても『十分条件:宿主の感受性による』を満足させていないので発症しない。
  • (用語説明:宿主とは体のこと。宿主をホストともいう。産生とは産み生まれること。生産は作ること。プラークとは歯垢のこと。ポケットは歯肉溝,歯肉嚢という。歯と歯茎の境界線,繋ぎ目にある溝のこと。)
  • 一方,20才を過ぎると歯周炎になりやすくなる。歯磨きの上手な人でも歯周炎になってしまう。これはポケットをきれいに磨けないためだ。ポケットを完全に綺麗に磨ければ歯周炎は完治する。100才になろうが,200才になろうが,虫歯にも歯槽膿漏にも絶対にならない。歯槽膿漏に罹っていても完治する。実験的歯垢清掃では可能だが,臨床的歯垢清掃では不可能だ。24時間歯科医師に磨いてもらう必要がある。
  • 若い人は歯ブラシ指導だけで治癒快復に向かうことが出来る場合が多い。宿主が若いからだ。組織再生能力,組織修復能力に優れているからだ。
  • 『十分条件は病原性発現因子遺伝子を備えたクローンの産生と宿主の感受性による』をコントロール出来れば歯周疾患は治る。
  • 問題は老化だ。年を取ると歯槽膿漏になる,なりやすいのは常識だ。歯周疾患発現年齢には個人差があり,人さまざまで頭の髪の毛が薄くなるのと同じだ。30才でもアデランスの必要な人がいるのと同じだ。これが宿主の感受性に依存するという表現になる。
    宿主の感受性の負の要素は遺伝情報,体質,年齢による組織再生能力修復能力の低下,成人病,ストレス,栄養のアンバランス,食生活の乱れ,生活の不規則,薬の副作用,免疫能力の低下,喫煙とさまざまな要因をあげることが出来る。
  • このような要因をコントロールすることは困難だ。年を取ることを防ぐことは不可能だ。だから貴方達にストレスとか食生活,睡眠時間,喫煙,持病,成人病について問わない。どんどん年を取り,ストレスをため,バリバリ仕事をやりなさい。それでも治す。そのためには宿主の感受性のコントロールをあきらめ,残されたもう一方のクローン産生のコントロールを図るしかないという結論に達する。
  • 残されたもう一方の道,条件である『病原性発現因子遺伝子を備えたクローンの産生』のコントロールについて考えてみよう。
  • 『病原性発現因子遺伝子を備えたクローンの産生』による歯周疾患発症条件
    1,病原クローン菌が閾値菌数存在しなければ発症出来ない。
    2,レギュロンスイッチがオンにならないと病原菌クローンを作ることが出来ない。
  • まず発症するためには菌の数がある程度多くないと駄目だ。これを最小発現菌数,閾値菌数と言う。これからわかることは出来るだけプラークは少ない方が良いということが理解出来る。この事は貴方の努力とWood Pyros歯磨きで克服可能だ。
  • 次ぎに注目されるのが『病原性発現因子遺伝子を持ったクローンの登場と産生を決める』レギュロンという調整因子である。
    レギュロンスイッチがオンであればクローンを作り出すし,オフになればクローンを作らないという仕組みだ。だからレギュロンスイッチがオフであれば良いわけだ。
    レギュロンは常在菌の数,細菌叢,Fe,Mg,P,PHなどの他に多数ある。レギュロンスイッチ オン,オフはポケットの環境で決まる。つまり,ポケットの環境を良くしてレギュロンスイッチをオフに保てば病原性クローンは作られないから発症しない,治癒するということになる。この事は貴方の努力とWood Pyros歯磨きで克服可能だ。
  • 1,レギュロンスイッチのオン,オフはポケット環境に左右される。
    2,ポケット環境を良くすればレギュロンスイッチはオフ。
    つまり,ポケット環境を良くすればよいと分かる。
  • Wood Pyrosはポケット内の起炎物質の凝集固形化による可及的除去によってポケット環境向上に寄与している,レギュロンスイッチ オフに寄与している。だから治るのだ。
  • 歯槽膿漏は不治の病ではなく克服出来るものなのだ。
    歯を今迄のように粗末に扱えば歯に見捨てられるのは当然のことだ。
    顔だって洗ってやるし,目だって洗ってやる。耳だって耳くそを取る。お尻だって洗ってやる。鼻だって鼻汁を出す。髪だって櫛を通してやるではないか。歯だってきれいに洗って欲しいのだ。歯くそを取って欲しいのだ。
    可愛がらない。怒ってばかり。ぞんざい,粗末に扱うと妻や夫や子供や犬さえ離れていく。子供がなつかないのは当然だ。歯だって見捨てる。お金も離れていく。犬さえ怖がって近寄ってこない。車であれば動かなくなるし,家であれば朽ち果ててしまう。歯だって,そんな貴方の口の中にいる義理はない。
  • 若くないから魅力ない。だから歯だって貴方を見捨ててなんで悪い。「そんなこといわんでおってくれ」と思うなら,歯をもう少し可愛がって欲しい。可愛がれば可愛がるほどおってくれるもの。これは人も犬も歯も同じである。昨今児童虐待が続いているが,自分の子供とて妻とて夫とて,最低友人に対処する考え方で扱うべきである。肉親であるのだから,それ以上のサービス精神を発揮すべきである。ペットを可愛がるように子供を可愛がれば,どんな子供でも寄ってくる。そういう考え方に立てば児童虐待はなくなる。
  • その他の治癒機序を掲げておく。 Wood Pyros治癒機序の考察
    Wood Pyrosによる蛋白質凝集作用によるポケット起炎物質の除去,収斂,血管拡張,抗炎症,浸透圧作用によって,
    1.Parasiteの減少・最小菌数(閾値菌数)不足 ・発症出来ない
    2. ポケット環境改善・レギュロンスイッチ オフ・病原性発現クローン産生オフ ・発症出来ない
    3.ポケット環境改善・宿主のストレスの軽減・ 宿主の感受性の安定・発症出来ない
    に貢献し,発症のための十分条件を妨げていると思われる。
  • Wood Pyrosの主要薬効成分としている柿渋には以下のような効果,効能,作用がある。
    蛋白質凝固作用, 殺菌作用、制菌作用、抗酵素性、抗ウイルス作用、抗ガン作用、抗酸化作用, 血圧降下作用, 毛細血管の透過性を正常に保つ作用, 止血作用, 抗酸化剤, ラジカル消去活性,血圧下降作用,血糖下降作用,発癌抑制作用, 毛細血管拡張作用, 収斂作用, 細菌,ウイルス不活性作用, 皮膚,粘膜保護作用、細菌粘膜通過防御作用、腐敗防止作用
  • 発症抑制効果の寄与機序としては
  • 1.凝集,蛋白質凝固作用・起炎物質除去 ・ポケット環境改善・レギュロンスイッチ オフ・発症出来ない
  • 2.殺菌作用、制菌作用、抗酵素性、細菌,ウイルス不活性作用・好ましい細菌叢維持に寄与・レギュロンスイッチ オフ ・発症出来ない
  • 3.皮膚,粘膜保護作用、細菌粘膜通過防御作用、腐敗防止作用・Hostの感染防止に寄与・ Hostの感受性の安定・発症出来ない
  • 4.毛細血管拡張作用,毛細血管の透過性を正常に保つ作用,止血作用,抗酸化剤,ラジカル消去活性・Hostの環境改善・Hostの感受性安定 ・発症出来ない
  • が考えられる。
  • まとめ
    多くの目新しい用語を用いたがポイントを整理する。
  • 歯周疾患発症の必要十分条件
    プラークは必要であるが十分条件ではない。
    十分条件は病原性発現因子遺伝子を備えたクローンの産生と宿主の感受性による。

    宿主の感受性のコントロールをあきらめ,残されたもう一方の条件クローン産生のコントロールを図るしかない。

    『病原性発現因子遺伝子を備えたクローンの産生』のコントロールはレギュロンスイッチである。

    レギュロンスイッチ オン,オフはポケットの環境で決まる。

    ポケットの環境を良くしてレギュロンスイッチをオフに保てば病原性クローンは作られないから発症しない,治癒する。

    この事は貴方の努力とWood Pyros歯磨きで克服可能だ。

歯周疾患が発症するためには

  • 1,プラークがあること
  • 2,歯周病になりやすい年齢,体質,遺伝etcであること
  • 3,ポケット環境が悪いこと
  • の3つが必要である。つまり,このうちの1つを取り除いてやれば歯槽膿漏は予防出来たり,治癒出来たりする。Wood Pyros歯磨きはこのうちの1,3を取り除く事によって治癒を図ろうとするものである。「良くなったらWood Pyros歯磨きをやめてよいか?」と聞く人がいる。条件2によれば年をとれば取るほど条件が悪くなるのは明らかだ。なぜ歯周疾患になったか再認識して欲しい。だからWood Pyros歯磨きをやめてよい理由は一つもない。この治癒機序を理解し,Wood Pyros歯磨きを続けて頂きたいと切望している。

制作著者情報

岡野歯科医院

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