岡野歯科医院|大阪府門真市脇田町17-1

歯周病　perio

• 日本人の8〜9割の人が歯周病にかかっている
• と言われ国民病の１つ と言っても過言ではありません。
• 歯周病はカビと細菌の混合感染症と言われています。
• 歯周病菌には強い付着能力持つものがあり、 歯周組織に定着します。
• それにより、定着能力が低い菌も付着能力の強い菌に引っ付いて定着します。
• 更に複数の菌が集落を作って共棲関係になり、 バイオフィルム（微生物により形成される集合体）を形成するため 、免疫防御機能に抵抗し抗菌薬が効きにくい状態になって存在します。
• 歯周病菌の中には白血球の機能を邪魔する外毒素を生産したり、攻撃に抵抗する構造を持っていたり、殺菌成分を中和したりする菌もいます。
• また、歯周病菌の外膜には内毒素が含まれており細胞障害性を持ち、顎の骨の吸収を引き起こします。
• その結果、歯が抜けるだけでなく全身の健康状態にも影響してきます。  

歯肉炎と歯周炎と二つの段階に分かれます。

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• 歯肉が炎症を起こした状態で炎症が歯根膜までは達していない状態です。
• 歯肉炎は歯と歯肉の間(歯周ポケット)に付着した歯垢（プラーク）の中の細菌が出す毒素によって歯肉に炎症が起こすことを言います。
• 炎症を起こすと歯肉の赤みが強くなって腫れてきます。また、ブラッシング時に出血をすることもあります。

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• 歯肉炎を放っておくと、歯肉がさらに腫れていき歯肉の色も赤紫に近くなっていきます。
• ブラッシングで出血や膿が出てくるようになり、歯肉が退縮し歯が長く見えるようになります。
• また、歯周ポケットがさらに深くなり、よりたくさんの菌がたまっていき深部で毒素を出しますので顎の骨を溶かしだしぐらついてきます。
• これがより進行すると最後には歯が抜け落ちてしまいます。

1. 
   この段階で歯周病メンテナンスするのが賢い人。
   
   歯垢や歯石がたまり、細菌の繁殖で 歯肉に炎症が起こった状態です。 歯肉の赤みが増し、腫れや出血などがみられます。
2. 
   少し動揺があり、噛んだら痛い。助かる。
   
   歯肉の赤みがさらに濃くなり、出血や口臭がひどくなり、徐々に骨が後退しぐらつきが出てきます。
3. 
   動揺が激しく、噛んだら痛い。抜く時もある。
   
   歯や歯根には大量の歯垢・歯石が付着し顎の骨の溶解も進みますので歯は前後にぐらつくだけでなく上下にも動くようになります。その為、物を噛むと痛みが出てきます。

4. 治療計画の立案

   治療計画の立案のためには、どの程度悪いのか、どう悪いのか、上の絵のような病状を把握せねばなりません。そのために、１，レントゲン写真　２，歯周基本検査　が必要です。 これらのデータを基に、患者さんに病状を説明し、どんな治療があるか説明し、治療計画を相談します。

5. 治療

   治療方針、治療計画を基に治療にかかります。